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沖神 長編 『俺が欲しかったもの』 vol.5

新八「神楽ちゃん?」
沖田「そうそう、神楽ちゃん。あそこだけ都会でさぁ!」

ん?今俺なんか変なこと言わなかったか?なんか違和感が…。

沖田「新八、あそこの席…。」
新八「神楽ちゃん」


沖田「え?え?なんでちゃん付け!?お前とあいつどういう関係だよ」

新八「えっと、神楽ちゃんと僕一緒に住んでるんですよ」

沖田「新八…、冗談は眼鏡だけにしろよ…」

新八「神楽ちゃん、僕ん家に下宿してるんですよ。」
沖田「それ、なんてエロゲ」

年頃の男女が…。しかし、新八と神楽が…。知らなかった。

衝撃の事実ってやつか!

新八「ほら、授業はじまりますよ」
沖田「おう」


そしていつも通り授業。
別に退屈な訳でもなく、
面白いって訳でもなく…。時間だけが流れていく。




そして放課後。
昨日は新八と一緒に部活に行けなかったから今日は俺から誘った訳だが…。

新八「すいません、今日は生徒会が」


会長は大変みたいだ。
あ、新八は会長だ!
会長っぽいだろ?

沖田「わかった。さきいく。」
新八「すいません」






そして
剣道場にて。

沖田「集合!」
「「はい」」

沖田「さて、大会まであと1週間。俺ら3年にとっては最後の大会だ!そのために試合に出る5人決めるんだが…メンバーについては俺と副主将が話し合いで決める!」

「…」
「ちょっと待ってください!」

沖田「どうした?」

「その副主将はメンバーに入るんですか?」

沖田「どういう意味だ?」

「正直、副主将より強いやつはいっぱいいる。なのに毎回試合に出てるのはなぜですか?これまではまだ許せました。でも今回は最後なんです。沖田主将がいるこの世代が過去最高のチームなんです」


沖田「お前は新八がいらないというのか?」

「だってそうじゃないですか!みんなもそう思ってますよ」

沖田「そうなのか?」

「「「…」」」

沖田「なんだよ、それ…。一番頑張ってきたのは誰か知ってんのかよ、お前ら!誰よりもはやく来て、一番最後に帰る。練習も真面目にして!あいつはそういうやつだよ!」


「…でも、他の部員だって一生懸命やってきました!今度の試合のために!」


新八「じゃあ、僕を抜いてください!!」

叫び声が剣道場の入り口から聞こえた。
新八、お前はいつからそこにいたんだ?


沖田「新八!」

新八は叫んだ後、すぐに出ていった。
追いかけることができなかった。
追いかけて、新八になんて言えばいいか分からなかった。


「沖田主将!」

沖田「…、お前らの言いたいことはよくわかった…。3日後だ…、3日後にレギュラー5人決定戦を行う。それでいいだろ?公平に決める!」

そう言い捨てて
剣道場を後にした。

俺が一年間必死に作り上げてきたチームはこんなものだったのか?チームワークズタズタじゃねぇか。

俺は最低だ。
親友を追いかけることもできない。
主将としても…。

俺はどうすればいいのか?わかんねぇ…。
何が正解なんだ?



そして、現れたんだ。
目の前に。
こんな最低な俺でも天使は手をさしのばしてくれるのだ。

「沖田くん?」
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[ 2010/10/31 22:05 ] 銀魂 SS 夢小説 | TB(0) | CM(0)
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蓮

Author:蓮
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